椅子の制作

2024/02/16

皆さんこんにちは、トリノス工房 上岡です。

 

年末年始の休みを利用しして自宅用の椅子を製作してみました。

ウォールナットの無垢材でアーム付きの椅子、座面はペーパーコードにしました。

自分用ですので、実験的にかなり攻めて線の細い感じで製作してみました。

脚とアームを23mm角、背もたれを10mm×20mmで曲木にしました。

曲木は木を蒸す機械がないので、原始的ですが、アルミホイルやアイロンを使い蒸した状態と同じ状態になる様にして、型を使って曲げました。

座面の前後の板は真ん中に向かって凹ませて足のあたりを柔らかくしました。

座面はペーパーコードで座編みをしました。

ペーパーコードはベージュ(紙のそのままの色)が主流ですが、ウォールナットに合う雰囲気のグレーを使ってみました。

座面の編み方は封筒編みと平編み(鹿の子編み)の2種類がありますが、今回は平編みで行いました。

封筒編みは、有名な椅子Yチェアの編み方です。

封筒編みのは経験で仕上がりにかなり差がでます、メリットとしては短時間で編めます。

平編みは比較的初心者でもできますが、どんなに熟練になっても編むのにかなり時間がかかります。

最初に座る時、かなり細く造ったので少しドキドキしましたが、思ったよりぐらつきも無くしっかりしていました。

座面の沈みもいい感じで、かなりゆったり座れてなかなか気に入ってます。

ただ試作も造らずいきなり造った事もあり、多少高さや幅など微調整したい部分が数か所ありますので、また時間のある時にチャレンジしようと思います。