江之浦測候所

2021/09/25

次のブログ当番まで温めておけない(早く皆さんと共有したい!)ので、連投します。

 

先日、小田原にあります「小田原文化財団・江之浦測候所」に行ってきました。

現代美術家の杉本博司氏が設計した建物とその周り一帯の環境で構成された「作品」です。

 

「人間にとってアートは精神史上においてその時代の人間の意識の最先端を提示するものであった。

人間としての成長の臨界点にある今、もう一度人類意識の発生現場に立ち戻ってみることが大切なのではないか・・。」

 

そういった考えのもと、古代人が意識をもってまず行った「天空のうちにある自身の立ち位置」を確認する作業。

つまり冬至・夏至、春分・秋分といった「天空を測候すること」に立ち戻ることを体感することができる「作品」です。

美しく広がる水平線が見えるミカン畑があった場所に、この作品は位置しています。

(江之浦測候所さんのHPから引用・要約しています)

 

お天気が良く、穏やかな海とその水平線が美しかったです。

敷地内には、杉本氏が一つ一つ選んださまざまな「石」が作品として使用されています。

どの「石」にもそれぞれのストーリーがあり、それに思いを馳せることで「石」に表情を感じることができます。

 

こちらは長い筒上の通路になってますが、冬至の日の出がこの通路にピッタリ入る角度に設計されています。

一枚目の写真のガラス張りの建物は、夏至の日の出が入るようですよ。

 

撮影したら素敵なところがたくさんあって、五感がフル稼働の刺激的な時間を過ごしました。

 

興味のある方、是非訪れてみてください。(今は事前予約制です)

熱海で事前泊がオススメ。

 

依田