空飛ぶ泥舟

2023/05/23

これは何でしょうか。

答えは茶室。
ただ、宙に浮いています。



先日長野県に建築物巡りに行ってきました。
以前から見てみたいと思っていた建築物を弾丸旅行で一気見してきました。

一つ目の目的地は、タイトルにもある、「空飛ぶ泥船」(設計:藤森照信)
初見では到底茶室とは思えない姿ですが、内部には炉もあり、れっきとした茶室だそう。

これはブランコのように茶室を揺らしながらお茶を楽しむのだろうか、
そうしたら中でお茶を飲んでいる人はどうなるのか、それならばもういっそのこと、遊園地の一回転するバイキングのように、
絶えず回転させつづければ遠心力で内部は安定しそうだな、などと訳のわからないことを考えながら見学していました。
(実際は揺らして使うことはありません。定期的に内部に入れるツアーも開催しているようです。)

 

空飛ぶ泥船のそばには、その名の通りの「高過庵」(設計:藤森照信)
アメリカの『TIME』誌に「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれたこともあるそうな。


「低過庵」(設計:藤森照信)

藤森照信氏の初作品「神長官守矢史料館」

近くには諏訪大社の上社もあります。

少し足を延ばし「安曇野ちひろ美術館」(設計:内藤廣)にも行ってきました。


旧小笠原家書院・小笠原資料館(設計:妹島和世)

飯田市美術館(設計:原広司)

少し前までは「海派か山派か」と聞かれれば、食い気味で「海派」と答えていた僕ですが、
歳を重ねるごとにだんだんと、山っていいなあ、長野県いいなあと思うようになってきました。
今日ご紹介した建物以外にも長野県には、色々と面白い建物や雄大な自然があるのでおすすめです!
それではまた。